広南中学で落語授業

10月1日、呉市立広南中学校で今年度3回目の落語授業をしました。
7年前から文化庁の子供育成事業で年間3日間6時限の授業を行っております。
全校生徒は約80名で1年生は必ず落語授業を受け学校のキャッチフレーズの一つは「全校生徒が落語が出来る日本で唯一の学校」ということです。
高座、毛氈、座布団、めくり台、雪駄、男性・女性用着物それぞれ数着あり先生が上手に着付されます。
めくりも書かれます。この日も先生が4人のめくりを体育館で書いておられました。
夏休みの課題の一つとして落語を演じてるビデオを提出するということだったそうです。
先生方も落語のことはよく解っておられ、その映像を見て生徒たちと所作や喋りなどをチェックされたようです。
この日も校長先生が「饅頭怖いの中で饅頭が胸につかえる所作を入れてるんですが、自分が考えて入れたと言うんですがありゃあれでええんでしょうね、自分で色々考えてやってるようです」と言われ、落語で生徒達が成長するのが実感出来ると言われてました。
今年の課題の演目は「壺算」「動物園」「饅頭怖い」で今日の授業は実際に着物を着て高座の上で行いました。
演じたのは文化祭で発表する3名と10月17日に私の落語教室の生徒達が出演する「第20回呉で落語を愉しむ会」に出る広南亭すみすけの4名です。
他の3名は地域の老人会に呼ばれてるそうです。
8日の文化祭が楽しみですが。私は呼ばれましたが生徒達だけで行われ無観客が残念です。コロナ前は保護者や地域の方で体育館が埋まったのですが。

写真は掲載許可頂いてます。後ろの高座に座ってるのが私とおかわりさんと出演する生徒達です。